遠方・中間・近方のどこか一つにピントを合わせた眼内レンズです。
ピントを合わせた範囲内の視野は鮮明に見ることができます。
ただし、1点に焦点を合わせるため、遠くにピントを合わせた場合は手元をみるのに老眼鏡が、近くにピントを合わせた場合は遠方を見るのに眼鏡が必要になります。
白内障は非常にゆっくりと進行するため、ふつう初期の白内障では自覚症状はありません。
進行すると次第に見えにくさを自覚するようになります。
白内障手術は、濁った水晶体を取り除き、その代りに人工の水晶体である眼内レンズを挿入する手術です。
日帰りでの白内障手術は、わずらわしい入院の必要がなく、速やかに社会復帰が可能です。
また入院にかかる費用負担もありません。短時間で行うことができ、術中、術後とも痛みはほとんどありません。
手術後は、院内で休んでいただき、その後の診察で問題がなければご帰宅いただけます。
当院では、多数の難症例についての執刀経験も豊富な院長が担当いたします。
手術を諦めてこられた方も一度ご相談ください。
また、保険適応の単焦点眼内レンズのほか、多焦点眼内レンズも取り扱っており、患者様のライフスタイル等も考慮の上、最善の見え方をご提案させていただきます。
安心して手術を受けていただけるよう、最新鋭の手術装置、手術環境を整えております。
手術に対してのご不安等がありましたらお気軽にご相談ください。
白内障手術時に用いられる眼内レンズには、大きく「単焦点眼内レンズ」と「多焦点眼内レンズ」の2種類があります。
レンズの種類によって特徴があり、メリット・デメリットがあります。
患者様のライフスタイルや年齢、ご希望、お仕事など様々な観点から最適なレンズ選びをサポート、ご提案させていただきます。
遠方・中間・近方のどこか一つにピントを合わせた眼内レンズです。
ピントを合わせた範囲内の視野は鮮明に見ることができます。
ただし、1点に焦点を合わせるため、遠くにピントを合わせた場合は手元をみるのに老眼鏡が、近くにピントを合わせた場合は遠方を見るのに眼鏡が必要になります。
多焦点レンズとは、遠方から近方まで複数のポイントにピントが合う眼内レンズです。
当院では、保険適用の単焦点眼内レンズの他、多焦点眼内レンズも取り扱っています。
多焦点眼内レンズは選定療養対象となるレンズと完全自由診療となるレンズの2種類があります。
レンズの特徴や患者様の費用負担額もレンズにより異なりますので、お気軽にご相談ください。
多焦点眼内レンズは、適応検査で基準に満たない場合、手術の経過によっては、使用する事が出来ない可能性がございます。
黒目(角膜)と白目(強膜)の境目あたりに幅2mm台の創を作成します
水晶体の前方の薄い皮を円形にくりぬき、にごった水晶体を治療する準備をします
超音波装置を用いて、水晶体を砕き、吸引します
眼内レンズ(人工水晶体)を挿入します
もともとの水晶体の袋の中に、眼内レンズをおさめて手術を終了します
個人差はありますが難症例を除き、5分~10分程度で終了します
手術後は、普段通りに生活していただけますが、点眼や定期検診の必要があります。
白内障手術は安全性がきわめて高い手術ですが、手術中に水晶体の後面の膜が破れたり手術後に角膜が腫れるなど、予定外の処置が必要になることがあります。
眼内レンズをささえる水晶体の後面の膜が術中に何らかの原因で破れることがあります。
その場合は破れた膜の処置をおこなって眼内レンズを入れるため、手術時間が通常よりも少し長くなります。
難症例や合併症を伴う白内障では硝子体手術を同時に行うことで対応する場合があります。当院では網膜硝子体手術装置を常設しております。そのため手術を途中で中断して硝子体手術のできる大きな病院に紹介するという心配はありません。
強い度数ずれの場合は再手術をおこなってレンズを交換することがあります。しばらくすると慣れるため経過観察となる事が多いです。
手術後1週間から2週間の間に、手術の傷口から入った細菌が目の中で炎症を起こすことがあります。(術後眼内炎)
失明にいたる恐れがあるため緊急の処置が必要となります。
手術後、見えにくい、かすむ、痛いなどの症状があればすぐにご連絡ください。
手術後、炎症が強く起こり、眼圧が上がって角膜が腫れ見えにくいことがあります。
点眼や点滴などをおこなうと数日で回復します。
挿入した眼内レンズの度数が目標とした屈折度数と合わないことがあります。
しばらく経過をみますが、強い度数ずれの場合は再手術をおこなってレンズを交換します。
強い光源を見たときにまぶしさを感じたり、光の周辺に光の輪がかかって見えることがあります。
しばらくすると慣れるため経過観察となります。
手術後、数ヵ月から数年経過して視力が低下することがあります。
眼内レンズをささえる水晶体後面の膜が濁るために起こります。
単焦点眼内レンズについては、通常の健康保険の適応範囲です。
2020年3月から多焦点眼内レンズの選定療養が始まりました。
選定療養とは、追加負担をすることで保険適応外の治療を保険適応と併せて受けることができる医療サービスです。
白内障手術に対しては、保険診療で施行し、多焦点眼内レンズと通常の保険診療で使用する単焦点眼内レンズと多焦点眼内レンズの差額代金を追加でいただくことになります。
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